PMシンポジウム2日目

感想。

A-7 論語とプロジェクト

想像してたよりかなりためになった。歴史に学ぶのは得るもの大きいなぁ。費用対効果大きい。

結構一般論っぽく思えちゃうような気もするけど、やっぱり大事だよな、ってことを的確に指摘される感じ。

自分がいいなぁ、と思ったものの適当な意訳

「きちんと考えてることを伝える必要がある」
「情報を集めて精査する必要がある」
「強みを育て弱みにこだわらない」
「基本を得た上で進む」
「一人の凄い奴を求めるのでなく、それぞれの持ち味を活かす」
「小さなことにこだわらず大きなことを為す」
「ミスは皆に認識されてる。また、ミスに誠実に向き合っている姿も認識されている」
「リスクを予め考える。考えてなければ問題は起きる」
「相手に伝わらければ意味がない」
「自分が疚しいと思わなければ気にしなくていい」

論語、訳本でも読もうかな。と思わされる一コマでした。

B-5 「デザイン的思考」の必然性と素晴らしさ

ユーザインタフェースとかそういうもののためになんか得られるかな、と気軽に登録したんだけど、スケールが違った。

「不自然」とはなんだ、というところから始まり、デザインと自然の関係というか、デザインに必要なものというか、とにかくスケールが大きい話だった。デザインにより時間の長さを変えるだとか、空間の大きさを変えるだとか。自然の世界の中でデザインが与えている影響を軸としていろいろな事例を紹介してくれた。

自分はソフトウェア屋だからシステム設計やプログラム設計をやっているけど、そこの中にどれだけ「自然」を意識したものがあるのかなぁ、とか考えてみたりした。美しいプログラムは自然界におけるなんらかのものと類似してる構造があったりするかな、とか。デザインパターンってのもよく見てみたらどこかに共通点が?とか、コードの危険な匂いってのも「不自然」に感じられるパターンなんだろうか、とか。

デザインの話というよりは「自然」の話であり「地球」の話であり、「人類」の話だったりしたんだけれど、とても楽しめた。

PMシンポジウムを通して

今回選択したセミナーはPMっぽくないのばっかり選んだけど、どれも心に響くものがあった。

実行委員の方々に感謝です。